メディカルハーバリストへの道:イギリスでハーブ療法を学ぶ8
こんにちは、
Meeting Treesです。
今回の大雨により
熱海や箱根で起きた
大雨による土砂災害に
驚きを隠せません。
これ以上被害が
大きくならないこと、
犠牲になられた方に心より
お悔やみ申し上げるとともに、
被害に遭われた方に心より
お見舞い申し上げます。
うっかりしておりましたが、
「メディカルハーバリストへの道:
イギリスでハーブ療法を学ぶ」
シリーズを
すっかり放置しておりました💦
前回は、
大学の卒論で「体液気質」について
選んだ話を書きましたが、
最終学年は卒論と共に、
メディカルハーバリスト資格必須項目の
最後の難関、クリニック診察試験が
待ち構えています。
私が通ったロンドンの
ウエストミンスター大学の
キャンパスには
自然療法クリニックが併設してあり、
そこで、学生が診察する代わりに、
診察料は無料、ハーブや他の自然療法に
必要なレメディにかかる料金だけ
いただく
学生クリニックがありました。
(現在でも存在するのですが、
私が通っていた頃と
比べるとシステムが大分
変わっているようです。)
*当時のクリニック研修については、
こちらで記載しております。
そのクリニックで、
大学1年目の夏頃から、
担当教授と共に、数人の学生
(見学実習含めた大学1年生~
最終学年の3年生まで)
と一緒に診察室に入り、
外部から診察に訪れる患者を
診てきました。
担当教授と一緒とはいえ、
実際に診察するのは自分のみ。
よほどの事がない限り
口出しされることはありません。
そこで、私にとっての
懸念事項はまず英語でした。
患者さんの言っている事が
詳細部分まできちんと
理解できるだろうか、
伝えたい事がしっかりと
伝わるだろうか、
とにかく毎回緊張と不安で
入り乱れる気持ちで
研修を行なってきました。
診察が終わると、
教授と観察していた他の生徒達と
共にハーブの処方についての
ディスカッション。
当時は資格を取得するのに、
クリニック研修時間が
3年間で500時間が必須でしたが、
クリニックに入れる時は
入れるだけ入って
「慣れる」事が私に
とってはとても重要でした。
というのも、
様々なケースを
理解しておかないと、
本番のクリニック診察試験では
どんな症状の患者さんが
来院するかは、
当日その場にならないと
分からないからです。
また様々な症状だけではなく、
ホリスティック療法ゆえの
「人」に触れることも大切。
ロンドンは人種の坩堝、
イギリス人のみならず、
ヨーロッパ、アジア、
アフリカなど幅広い
背景、文化、食生活、
ライフスタイルの差異に
ついても知る必要があります。
当然個々の違いも大きいので、
とにかく経験を積む事が
大切でした。
クリニックを離れたところでは、
カリキュラムの一つとして、
偏りがあまりないように
様々なケーススタディ(症例)をもとに、
研究、議論を論文の中で行う
授業もありなど、
学ぶことがとにかく
たくさんありました。
そして、
いよいよ
クリニック診察試験です。
今まで学んだことの集大成、
顔面蒼白のまま臨みました(笑)
(いや、冗談ではなく(笑))
当日は、診察室の中に、
ハーブ療法科の教授が二人、
外部から内科医が一人、
そして見ず知らずの患者さんと
私の計5名だったかと
記憶しています。
まずは、
いつも通り現在の不調に
ついてなどを伺い、
時間をかけて原因などを
探っていきます。
そして血圧、脈拍を測り、
触診。
一通り終了したら、
部屋に一人にされ、
ハーブの処方箋を考えます。
その時間、
5分?10分程度だったでしょうか?
あまり長くない時間だったと思います。
もうとにかくパニック!
持てる知識を全て曝け出すのみ(笑)
その後、
患者さんを除いた教授達と
外部から招いた内科医から
質問責め(笑)
ハーブの処方箋も細かく、
なぜそのハーブを選んだのか、
食事療法やライフスタイルの
見直しの理由、
なぜあのような診察方法、
触診を行なったのか、
など様々な点から
細かく聞かれました。
たまたま、
あの時の患者さんの症状は
私にとって割と
よく勉強していた症例だったので
なんとか切り抜けられたか、
といった感覚ではありましたが、
結果が返ってくるまでは、
生きた心地がしませんでした。
というのも、
私はイギリス滞在にフルタイムの
学生ビザで申請していたため、
もし試験に落ちれば、
パートタイムになり
学生ビザの申請が不可能、
よって
卒業できない=
メディカルハーバリストの
資格取得も不可、
になってしまうので
結果が出るまでは
不安な日々を過ごしました。
結果、
思わぬほどの
良いフィードバックをいただき、
なんとか大学を卒業できると共に、
晴れてメディカルハーバリストの
資格を取得する事ができました。
長くなってしまいましたので、
今回はこの辺りで。

*夜に撮ったので暗く写ってしまいましたが、
ウエストミンスター大学の自然療法クリニックです。
*イギリスでは
日本と法律が異なり医師免許、
薬剤師免許がなくとも
メディカルハーバリストとして
仕事に就くことが出来ます。
*私が大学を卒業してから
数年が経過しています。
その間にカリキュラムなど
様々な事が変わっております。
詳しい事をお知りになりたい場合は
関連機関に直接お問い合わせ下さい。
〜9に続く〜
*今までの
「メディカルハーバリストへの道:
イギリスでハーブ療法を学ぶ」は
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